3月に入り、すっかり春めいて来ましたね。
スカッシュ愛好者の皆さま、スカッシュしてますか？！

コロナの世の中は、一進一退の状況ですが、しっかりと感染対策をしながら、健康維持の為にもスカッシュを楽しんで行きましょう！

さて、私が現役選手を引退後、日本国内での競技普及・スカッシュ愛好者を増やす事を目的として2006年からスタートさせた国内大会【TEAM WATANABE OPEN全国シリーズ】も今年で15年。
これまで多くの競技者・愛好者に参加頂いた大会に育ちました。

しかし、2020年度は新型コロナウイルスの影響で、開催は、0（ゼロ）となってしまい、スカッシュ界は愛好者・スカッシュコート所有施設・そして日本代表選手の活動まで制限される事態になり、全国でスカッシュそのものの縮小傾向が続いています。

そこで、今の『コロナ禍だから、自粛すべき』という状況を、『コロナ禍だからこそ、安全、安心に大会を開催し、スカッシュの灯を消させない。』という想いで新しい試みに挑んで行こうと考えました。
それが、PSA（プロフェッショナル　スカッシュ協会）です。

【PSA開催意義（目的）】
①プロ選手の活躍の場の創生
②世界を目指している選手への目標となるステージの創生
③スカッシュ愛好者への楽しみ（わくわく）の提供
等、自分たちの為ではなく、スカッシュ業界全体が『楽しい！』と思うような企画にして行きたいと考えています。

【何故？PSAなのか】
昨今、ジュニア選手が日本の代表選手に選出される時代となり、その流れでいわゆるPSAを主戦場にする『プロ選手』が増えて来ました。

一方で、TWO大会の主たる選手層で、日本のスカッシュ人口を一番支えている『大学生スカッシュ愛好者・OBプレーヤー』の活躍もあるのですが、昨今はプロ選手とアマチュア選手の技量の違いでのレベル差が大きく開いてきて、スカッシュ競技界を支える選手達の『求めるニーズ』が変化して来たと感じています。

【本大会をPSA大会とする理由】
●今後、国内で複数回のPSA大会を開催する事により、現在プロ活動している選手にとっては海外のPSAに再チャレンジする際にPSAのランキングポイントを取得でき、海外での活躍の足がかりになる。
●これから世界にチャレンジして行きたいジュニア達には、ジュニア期間中ならびにジュニア卒業後も海外に挑戦する足掛かりになる。

等、PSA大会は、トップ選手のみならず、その『予備軍』であるジュニア選手にも大きな目標と挑戦する気持ちを持たせるには十分な魅力があります。

さらに、本大会を海外への挑戦の足掛かりになる場とする事で、海外にチャレンジする選手たちが増え、愛好者の方々にも、『日本人選手を応援しよう！』『日本人選手が海外で活躍して欲しい』という空気感を共有していただける大会にしたいと考えています。

もちろん、今回計画しているPSA大会には、『大学生スカッシュ競技者・OBプレーヤー・社会人の挑戦者』や『ジュニア選手』の参戦も可能にしていきたいと考えています。

今大会は、GWという事もあり、スカッシュ協会の『公認大会』もTWO大会として併設大会として開催し、プロから愛好者までが集い、『WITH コロナ（コロナとしっかり向き合い、安全安心に開催する）』での精神で、皆さんで『やってよかった。参加して良かった』と言える大会を目指します。　

皆さん、よろしくお願いいたします。

2021年3月15日
VIVA SQUASH
スカッシュスタジアムエスキューブ
キャプテン　渡辺祥広